前日までに組み立て&保管した絵灯篭(5500基)をトラック3台で運びました。
まずは1列で、閖上中学校から日和山までの1.2キロに並べ終えた、その時、
絵灯篭が飛ばされる。風の強度テストを繰り返してきたにも関わらず、予想を超える突風でした。飛ばされた絵灯篭を追いかけ、回収し、ただちに補修作業と、設置した絵灯篭の補強作業にとりかかりました。 設置した絵灯篭一つ一つに厚紙の輪を芯として入れ、2面に貼ったガムテープを4面に貼るという補強、絵がはがれたものはセロテープで張り付けるという作業を行いました。
この時、グラウンドに出ると砂嵐の暴風。砂で目が開けられない状態。
危険と判断し、全てのボランティアを避難させ、早めの昼食休憩とする。
午後1時までに、イベント自体の運営判断をすることに。中止にするか否か、
吹き飛ばされた絵灯篭一つ一つを回収し、破れてしまったものを丁寧に畳みました。
送って頂いた全国の方々の想いにこたえられず、とても悔しい想いが込み上げてきました。
皆が持ち場に戻り、絵灯篭の補修作業再開。グランドに竹灯篭を並べ始める。
道路の絵灯篭は、火災の危険があるため、並べておくだけとし、ろうそくを灯すことを断念した。
道路の絵灯篭から、設置したろうそくを撤去する。
自然の力に人間は立ち向かえない。でも、あの時の皆のために道を作りたい、作らなきゃ!
グラウンドを中止し、校舎北側の風が少ないところで、竹灯篭、キャンドルを並べることに。
グラウンドに並べる予定の絵灯篭は断念。竹灯篭はグラウンドから校舎北側に並べ直しに。
道路の絵灯篭は、日和山から公民館まで撤去することとした。
ただし、少なくとも、黙とうの時まで、中学校から公民館までの絵灯篭は死守することに。
スタッフ一丸となり、急ピッチで作業を進めました。
震災当時閖上中学校の生徒で現在高校生の子達が、メッセージを残したいと巨大絵灯篭を作りました。
絵灯篭には閖上の街の地図と、熱い思いが描かれていました。