“光の道”

8/10 おかげさまで、用意した灯篭は完売しました。
皆様のご協力に感謝申し上げます。

〜 灯篭のチャリティーで、私たちの町に光を 〜

あれから4カ月。 
被災した私たちも、一歩ずつですが復興へ進みだしています。
しかし“動き出す”その前に、私たちは亡くなった方たちへの、鎮魂の想いを込め、灯篭で“光の道”を作りたいのです。その手助けを、皆さんにお願いしたいのです



東日本大震災で大きな被害を受けた名取市閖上(1)
東日本大震災で大きな被害を受けた名取市閖上(2)

3月11日に発生した、東日本大震災で、私たちの住む名取市は、大きな被害を受け、913人の方が亡くなり、未だ90人が行方不明となっています。



〜 街灯もなくなった町の中で、彼らの目印になるように 〜

子どもたちによる灯篭製作風景



海岸から2kmの場所に建つ、閖上(ゆりあげ)中学校。
ここは、名取市の沿岸地区の避難場所の1つでした。あの日、この中学校を目指し避難したが、たどり着けずに亡くなった方も少なくありません。

東日本大震災直後の閖上中学校


名取川河口。私たちは、この川が、そこに通じる海が大好きでした。
川と海のある美しい町。それが閖上でした。

東日本大震災直後の名取川河口


私たちは、海岸線から、閖上中学校に通じる道の両側に、できるだけ多くの灯篭をともし、亡くなった方たちの道しるべになればと考えました。
さらに、海に通じる名取川に灯篭を浮かべ、亡くなった人たちへ祈りをささげたい。それが鎮魂の意を込めた“光の道”のイベントです。
娘と息子のため・・・。  母親と兄のため・・・。  職場の仲間のため・・・。  同級生のため・・・。



〜 もう一度、あの町を復興させます 〜

赤貝丼の写真
ゆりあげ港朝市の風景



名取市には、仙台空港があります。全国に知られた、閖上の赤貝。多くの人で賑わった、ゆりあげ港朝市。味自慢の笹かまぼこに、東北一のカーネーション畑。
それらを津波は、町ごとを飲み込んで行きました。

東日本大震災直後の閖上市街地


しかし、私たちはもう一度あの町を取り戻す
その決意を、灯篭に込めて灯したいと思います。
以前より美しく、活気に満ちた町に、復興していく様子を、見守っていてもらえるように・・・。

光り輝く灯篭のイメージ

8月13日(土)に、この“光の道”イベントを企画しています。
それにかかる費用は、およそ1000万円
正直、こんなにかかると思いませんでした。
自分達だけでなんとかなると思っていました。

人が集まるというだけで警備費がかかります。
電気も水もないところなので、仮設トイレが必要です。照明と発電機が必要です。
設備費だけで280万。警備に300万。交通手段がなく車も入れられないのでシャトルバスに150万(1台5万円×30台)。その他積み上げていくと1000万にもなりました。
万が一にも地震、津波が発生した際の避難経路の確保、誘導人員の確保、更には避難経路の明かりの確保などで、設備も警備もお金がかかります。これらを用意しないと警察から開催許可が下りません。

どうしてそんなにお金をかけてまでやるの?今年はやめて来年にしたら?別の場所にしたら?
そんな意見もありました。

でも、来年では遅いんです。どうしても今年やらないといけないのです。
今、やらないと私達は前に進むことができません。

どうしてもこの場所でやりたいのです。多くの人が亡くなったこの場所で、亡くなった人達の鎮魂をしたい。

ただ、人が集まって、灯篭流しをして鎮魂をする、それだけで莫大な費用。

お金の目途もないのに、計画を立てる方が悪いんでしょ?
確かにそうです。費用の見積りが出て、途方もない額に愕然とし、開催をやめようという話もありました。

でも、遺族の方々が灯篭に亡くなった家族の名前を書きたい。そういって市役所にも来られています。

やめられない、と思いました。なんとしても実現しないといけないです。

宮城県内の企業や、個人にも寄付を募っていますが、なかなか集められません。

そこで、全国のみなさんに協力していただきたいのです。
灯篭1つに、1万円のご寄付をいただき、イベントの費用に充てさせていただきたいのです。
灯篭自体にかかる費用は1000円、9000円はこの事業開催に伴う経費に充てられます。

ご協力をお願いします。

寄付の詳細はこちらをご覧ください

8/10 おかげさまで、用意した灯篭は完売しました。
皆様のご協力に感謝申し上げます。


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